ライトノベルの書き方 コバルト文庫の新井素子【電子書籍】[ RJラボ ]
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価格は予告なく変更します (まえがき) ライトノベルの源流のひとつに集英社のコバルト文庫がある。
古くは「少女小説」と呼ばれた「文字による少女マンガ」だが、軽い文体で読みやすく、表紙や挿し絵がマンガ風イラストなっている。
絵柄が昭和風であることをのぞけば、その後のライトノベルと形式上は大差ない。
このスタイルがグッと盛り上がる1980年代にその中心にいた作家が新井素子だった。
彼女の作風はとくに、その後のライトノベルにつながる要素が多い。
80年代半ば、女子中高生のあいだでは、「丸文字」が流行っていた。
字を書くとき、まるっこく、かわいらしくしようとするデザインへの意識は、90年代にポケベルからケータイへと通信手段がデジタル化していくなかで「絵文字」が流行するのと、根をおなじくしている。
丸文字の少女たちは、ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじのように気味の悪いものを「かわいい!
」と言う感性を一般化させた。
現在のカワイイ文化の元祖だった。
そんな少女たちに新井素子が支持されたのは、独特の一人称文体である。
星新一に認められ、女子高生で作家デビューすることになる第1作『あたしの中の・・・』は、書くのが相当むずかしいハチャメチャなアイデアをSFコメディとして成立させている。
その力量もさることながら、彼女の言葉づかいは、主要読者層との同世代感覚にあふれていた。
また、ストーリーを重視した作風が広い範囲の読者を惹きつけることとなった。
これから取り上げる小説『星へ行く船』は作者が19才の冬に書いた第5作。
単行本としては4冊目で、81年の3月に出た。
85年8月の時点で31刷になるヒット作だ。
表紙を『高一コース』連載時とおなじ竹宮恵子が描いている。
あとがきによれば、アイデアを思いついたきっかけはアニメ映画『銀河鉄道999』を見て、「星の中をつっ切ってゆく」シーンを書きたいと思ったという映像的なもの。
それを新井素子が小説にすれば…… (もくじ) 第1章 序盤 主人公の秘密とトラブル 独自の文体 書き出しに含ませる情報 伏線をはる 作家の個性が出る名物コーナー おかしなことが起きる 端役に近い脇役を効果的に使う 主人公の秘密とヒント 舞台設定をわかりやすく伝える 第2章 中盤 新たなトラブルと深まる謎 最初の山場となるアクション ムダなシーンがあってはいけない 読者をたいくつさせない仕掛け 回想シーンと小説内世界の状況 コンパクトに動機を語る 裏設定は単純に 心境の変化 ツジツマが合う 第3章 終盤 謎の解明と主人公の危機 疑問 背景の暗黒面 ミステリ的手法 登場人物の出し入れ 態度の変化 少女マンガっぽい心理描写 最後の着地点 カップリング作品より
◇著者略歴
◇ (株)RJ所属のライティング・ユニット。
ユーモラスなハウトゥ本をはじめ幅広い執筆活動をおこなっている。
中心メンバーは、新聞、雑誌、Webメディアで書評やコラム、連載を手がけ、編集者からの評価も高い。
メンバーの主な経歴は、企画・営業のコンサルティング、人材育成・研修。
かかわった企業は、大手芸能プロダクション、広告代理店、外資系メーカー、アパレル系上場企業、出版社グループ、IT関連、起業家、他多数。
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