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風船は風に乗って2【電子書籍】[ 川崎 キヨ ]

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02月25日 20時40分更新
風船は風に乗って2【電子書籍】[ 川崎 キヨ ]

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無秩序な自然が暴走した。
ある日突然、何の前触れもなく。
大自然の前では、人間はちっぽけだ。
無力だ。
しかも、相手は正気でない。
狂乱状態だ。
人間が長い時間をかけて築き上げた建造物は一瞬で崩壊し、大切な思い出や様々な想いも、いとも簡単に何のためらいもなく飲み込んだ。
そして、多くの尊い命までも犠牲になった。
私の幼い妹も亡くなった。
小学校4年生。
私と一回り年齢が離れていて、私とは対照的でとても明るく、誰とでもすぐに仲良くなれる性格だった。
妹は10歳にして、家族の太陽だった。
私達家族は、太陽を失った。
突然、絶望という名の暗闇に葬り去られたのだ。
ある日、私は天国にいる妹に言葉を送った。
青い風船にマジックで。
『元気か』って。
考えてみれば、亡くなった人に対して間抜けな言葉であるが、それしか思いつかなかった。
そして、それから数ヶ月後のこと。
私が大学卒業後を決める大事な試験の当日、自宅を出て最寄り駅に向かう途中、すっかりネガティブになっていた私の前に、色鮮やかな青い風船が飛んできた。
そして、そこには黒のマジックで、『元気だよ』と書かれてあった。
私はそれが妹からのメッセージだと思い、強い感情を持って駅へと続く道を一気に駆け抜けた。
あれから3年が経った。
念願の教師となった私だったが、今、1人の女生徒のことで思い悩んでいた。
深川かれんちゃん。
普段から誰とも交わらず、表情も変えずに声も発しない。
そして、私はあることがきっかっけで、その子に怖いくらいに睨まれて、こう言われた。
「先生、キライ!
」 と……。
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