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シリーズ最終話「エイジ」。
AGEEとはフランス語で老齢、年齢を意味し、曲がったという語義の英語。
年老いた地球の牛は、歳差周期のズレは地軸を更に曲げるのか？
ヘブライ暦元年である紀元前3760年の歳差周期は牡牛座。
2000年から紀元4000年までのみずがめ座。
紀元6000年迄は山羊座の歳差周期。
山羊の頭と下半身が人間がサタン。
北極は英座が逆転した回転。
北を崇めるか、南を崇めるか？
上半身が人間か山羊かも、それで決まる。
魚座の紀元2000年までのイクストウースが魚としてのキリスト教と水瓶座は、魚の下半身と上半身が仁り「である人魚であrか、ダゴンのような半魚人として、ラブクラフトが形成したクトウールー神話となるのか？
1万2000年後に歳差周期のポール軸が、琴座のベガに移るが、1万2000年後の話だ。
牡牛を捧げたヘブライに原人類が現れた紀元前3760年。
牛を捧げ、牛を食べた人類。
人類と牛のたんぱく質組成が酷似している事と、人肉食を止めさせたイエス・キリスト……。
つくば市に建設された巨大マンション。
ピラミッド型の建造物が自重で圧電気現象を起こし、花崗岩に含まれる石英が水晶発振から生み出す貴金属は、日本に巨大な利益を齎す筈だった。
遺伝子ゲノムを固定する水晶発振の周波数は、テロメアの不老不死遺伝子である「TACGGG」を創造主ターグとして突然変異を止める。
研究学園都市で生まれた遺伝子変異のキュマイラが大地震で解放された時……。
創造主に寄る種の想像ではなく、無用の長物とまでされた世界的建造物ピラミッドが頂上から放つ28KHzのが、世界のファンタジー化を止める筈だったのだ。
性染色体を失った万能細胞は、次元を下げ、それぞれの遺伝子に記憶できる情報を上げながら、高次知的生命体となってゆく時、異性を愛し、同性への友愛を持つ共同愛の人類が、異性への愛と同性への友愛を調停出来る時、両性具有的存在＝両性を同様に大事に思うフランスの天使的人類＝ユーマニ・アンジェリカ＝アンドロギュノスとして昇華する為に。
久保澤藤孝と柳澤アンナの長男、主人公エイジが中学校の同級生との生活の中で、親と子と、父と母の間にあって、異性の彼女と同性の友人の中、自分の存在の有り様を見つけた14歳と、見つけられない14歳の間にあって、残酷な天使が自分の理性を奪う時、主人公エイジが休める羽は、まだ繭のように彼の自我を保護しているのだろう。
想像世界の魔物と実際に遺伝子変異で生まれたキュマイラが跳梁跋扈するファンタジー世界と化したつくばの都市で、少年が最後に何を見るのか？
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