こんにちは 奥さん 河合探偵事務所の事件簿【電子書籍】[ さくら 京子 ]



07月19日 21時21分更新
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猫野ねねは小鳥達のさえずりで、目を覚ました。
日差しがまぶしい朝だった。
いい天気、と背伸びした。
欠伸混じりに枕元の時計を見て、ぎょっ!
ぎょっ!
とした。
まさか!
そんな!
目覚ましは鳴ったのか、鳴らなかったのか、かけ忘れたのか…。
いずれにしても七時三十分を過ぎていた。
大慌てで、ベッドから飛び起きると、狭い部屋をあたふたと駆け回った。
十分ほどで身支度を整え、朝食のテーブルに着いた。
テーブルに投げ出されてあったバナナを一本食べた。
それから冷蔵庫からヨーグルトとオレンジジュースを取り出した。
ヨーグルトをせかせかと口に運び、オレンジジュースをグイッと飲み干した。
忘れ物はないかと、ごちゃごちゃになってるショルダーバッグの中を、一応チェック。
さて、と立ち上がり、バックを肩にかけた。
ドアノブをカチャと廻し、片足で蹴り開け、また片足でバタンと閉め、鍵をかけた。
さあ今日も一日頑張ろう。
階段をドッドッドッと駆け降り、マイカーに乗り込んだ。
兄から無償で貰い受けたポンコツだった。
しかし彼女は気にしなかった。
むしろ無償で車を手に入れられたことに感謝した。
一つ目の信号で車が止まると、バッグからファンデーションを取り出し、顔にざーっと塗った。
二つ目の信号でバックミラーを見ながら、眉を描き、アイシャドーを塗った。
片方だけ塗ってるうちに信号が青に変わった。
悲惨、と思ったけれどけれど、後ろからクラックションを鳴らされ、発進。
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