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ウラニク【電子書籍】[ 秋山優斗 ]

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07月01日 01時30分更新
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人が行きかう街中をタバコを吸いながらただ眺めていた。
往復でかかった電車賃を差し引いて残ったお金でタバコとライターを買ったのだった。
サラリーマン、コスプレをした若者、サイドバックを抱えたいかにもなおっさん、女子高生、いや、女子高生のコスプレをしているだけかもしれない人々が夜の街を時に笑い、時に怒り、時に泣き、そこで生きていた。
しかし健雄と彼らの間には埋めることのできない大きな溝があった。
それは彼らには見えていないが、健雄にははっきりと見えていた。
なんでこんな世の中になっちまったんだよ。
一体いつからだ?
社会に必要とされる理由があることが生きてる人間とみなされる世の中になっちまったのは。
社会に必要とされてなくなって生きてるんだよ。
死のうとしたって死にきれない人間がここに生きてるんだよ。
どんな言葉を探しても、何にもカテゴライズされることができなくたってここに存在してるんだよ。
少なくともおれは確実にここでお前らを見ながらその姿を時々滑稽に思ったり、親近感を感じたりしながら生きてるんだ。
お前達にこの溝は見えるか?
いや、見えないだろうな。
お前たちはそっち側の人間なんだから。
こっちに来ちゃだめだ。
そっちからこっちは簡単に飛びこめるが、こっちからそっちまでは飛び越えられない。
だからこの溝はあんたたちには見えなくていいんだ。
一生見えない方がいいんだ。
遠野健雄は閉鎖的な田舎のネットワークから逃げ出すように上京した。
ホームレスや東京の冷たさに触れながら、次々と断たれていくライフライン。
そんな中、ブラックスーツに身を包んだ男に5000万円の報酬を持ちかけられる。
その先に待つものとは一体何なのか。
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