陽の当たる丘 第11章 遥かなる蒼穹 分冊版1【電子書籍】[ 汐見朝子 ]
…送料無料 …クレジットカード決済可能 …翌日配達可能
02月03日 15時10分更新
【電子書籍なら、スマホ・パソコンの無料アプリで今すぐ読める!】
価格:110円 (税込) 送料込
評価:0 レビュー:0件
楽天スーパーポイント1倍
その日、鮫島の葬儀は深い驚きと哀しみの内に静かに執り行われた。
けれど鮫島の最後の言葉は芙由子を自責の念へと追いやった。
鮫島は芙由子のために死んだのだ。
芙由子の理想の病院を創りたいという夢のために。
それを叶えようとして彼は…。
それは芙由子には重すぎる気持だった。
自分はそれほどの事をして貰う価値のある人間だろうか。
そして、この先どうしたらいいと言うのだろうか。
一番の協力者で有り、いつも支えとなってくれていた鮫島を亡くして、この先…。
あの事件の後、万理子は逮捕され裁判を待つ身となった。
三宅の父である三宅会長を死に追いやったのは万理子だったのだ。
その真相を正すために鮫島は万理子と戦い、そして非業の死を遂げた。
だが豪介は万理子を見捨てる訳にはいかないと言う。
この人はそういう人だ。
野望のために残酷な事をしても、こうなった時に相手を見捨てる事を決してしない。
本当は心の奥底に深い人間らしい優しさと責任感を持っている人。
あなたがそんな人だから私はきっとあなたを愛したのだと思う。
たとえ目的が違い同じ夢を見る事は出来ないと分かっていても。
でも…だから…心の中に豪介への悲しみに似た愛が残り、そして自分は独りぼっちだ…芙由子はそう思った…。
画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。
※ご購入は、楽天kobo商品ページからお願いします。
※切り替わらない場合は、こちら をクリックして下さい。
※このページからは注文できません。